15May
彼氏と彼女、付き合ってしばらく時が経つと、
お互い好かれたいからの与え合いだったのが、
ちょうだいちょうだいの奪い合いに変わっていきます。
もっともっとちょうだいちょうだいの延長で、
最初は出さないようにしていた彼のおこちゃま心が顔を出します。
メールの返事が遅いとキレる、
どれだけ長い時間一緒にいても、もっともっと、足りない足りない、
「それでもホントに好きなのか!」「ホントに愛してるのか!」
空いてる時間をすべてささげても、もっともっとと言います。
彼女にはその気持ちが理解できません。
どうしてこんなに与えてるのに足りないというんだろう。
そんな彼には、ちょっと人より強い母子分離のバーストラウマがありました。
ホントは生まれたときにお母さんからもらいたかった、
愛や注目を、彼女からもらおうとします。
お母さんに言いたかったことを彼女に言っています。
「なんですぐ僕のところにきてくれなかったんだ」
「一緒にいてもまたすぐどこかいっちゃうんだろ」
「僕が嫌いで(保育器に)ほっといたんだろ」
彼の発言はお母さんに言いたかったことなんだな、
と思うとなんだか見え方が変わりませんか?
彼がそんな理由でキレるときは、
母子分離の痛みに感情と思考を乗っ取られているときです。
そこが癒されて行けば、
「ほっとかれた!嫌われた!」のフィルターを通さずに、
大人の目線で出来事を見られるようになります。
返事がこなくても不安で苦しまず、
忙しいのかな?と待てるようになっていきます。
このとき、彼女側に「自分のせい」という思いクセがあると
責められたり、暴言をはかれたりして
苦しくなることがあるかもしれません。
出産のときに「自分のせい」でお母さんを苦しめた
という幼い意識で持ってしまった、
否定的勘違い(バーストラウマ)からきていることがあります。
日頃から、
「自分のせい」「自分が悪い」
とたくさん感じて、
感情や体験を積み重ねてきているかもしれません。
日常で
「自分のせい」ではない
誰のせいでもない
ことに気づく練習をしていきましょう。