心の仕組み
◇97%が潜在意識◇
心は全体の97%が潜在意識で、
顕在意識(表面意識)はたったの3%といわれています。
思わず口に出てしまった、
無意識に言ってしまったやってしまった、
なんだかわからないけどなんとなく、
なんでいつもこんなことを引き寄せるんだろう、
そんなときは潜在意識にヒントが隠れていることがあります。
◇人間関係の始まりは『お母さん』との関係から◇
お母さんのこと、どう思いますか?
お母さんのことが大好きですか?
正直嫌いですか?
お母さんには感謝の気持ちしかない、もう許してるの、と美化してますか?
実は身近な対人関係に一番大きく現れる要素はお母さんとの関係です。
それはお母さんのお腹にいたころ、胎児期のころから始まっています。
彼氏、彼女、ダンナさん、奥さん、ときには職場の上司に対しても
お母さんを投影して、幼いころの感情に乗っ取られることがあります。
赤ちゃんでも大人でもいつからでもこの感情の根っこを見つけて癒すことができます。
投影していただけだったんだ、幼いころの痛みが暴れていただけだったんだ、
と、気づいて溶けていくと、視界が変わります。
◇兄弟構成からきている思いクセ、感じ方のクセ◇
兄弟はいますか?
何人兄弟の何番目ですか?
お母さんとの関係から始まる人間関係の次に、生まれ育った家族との関係の中で、
否定的にも肯定的にも心に信じ込んだことが、様々な相似形、パターンとして人生に現れます。
育った環境から、兄弟構成から持つ、思いクセや感じ方のクセがあります。
手放したい痛みがここに関連していることがあります。
どれが良いどれが悪いではなく、
どんな否定的勘違い、否定的思いクセを持ったかに重点を置き、そこを癒していきます。
幼い意識で感じて思い込んだことを手放して、一歩前に進めます。
◇「自分をどう扱っているか」が、「自分がどう扱われるか」に現れる◇
自分のことを大切にできていますか?
自分が自分をどう扱っているか、自分が自分をどう思い込んでいて、
潜在意識の深い深いところでどう信じ込んでいるか、
それらが、自分の周りの世界に現れ、出来事を引き寄せて、
思い込みのフィルターをかけて人や物事を見せています。
「自分がどう思うか」より、「他人にどう思われているか」が気になったり、
「自分がどう感じるか」より、「他人がどう思うか」を優先したり、
幼いころから自分の正直な気持ちを無視して否定して抑圧してきていることが多くあります。
「自分を大切にする」ために、一番大切なことは、自分のどんな感情も無視しないことです。
人はみんなポジティブな感情も、ネガティブな感情もちゃんと持っています。
どんな感情も感じてダメなものはないのですが、この感情はいい、この感情はダメ、
とダメだと思ってしまった感情は瞬時に抑圧するようになってしまいました。
ネガティブな感情は抑圧すれば消えるのではなく、しこりとなって心の奥深くに残ります。
感情は層になっていて、上から、怒り、悲しみ、あきらめ、淋しさ、と重なっています。
最初は自分にはそんな感情なんてはないわ、と感じますが、
感情を感じて味わう練習をしていくと
ちゃんと自分にもあったんだということに気づいて溶けていき楽になっていきます。
◇心のもやもや◇
日常で何気なくやっていること、
人の悪口、批判、否定、
飲み過ぎ、食べ過ぎ、やつあたり、
自分を責める、無実の罪悪感、不安、恐れ。
これらは人間らしくて好きなのでわたしもついやってしまうのですが、
ときにこれらを苦しいと感じるとき、そろそろイヤだなと感じるときは、
心のもやもやに寄り添い、自分と向き合うチャンスです。
そこに使っていた時間を他の事に使えるようになっていきます。
これらが良い、悪いではなく、
手放したいなと思ったら、いつでも選ぶ権利は自分にあります。
それぞれ、その都度原因となっているものがあります。
心の仕組みを学んでいくことで、自分で見てあげられるようになっていきます。
今、すっかり大人でも、
実はそれらは幼いころに持った否定的勘違いが刺激され、
それらが行動や感情となり出て来ていることが多くあります。
今、目の前で体験している出来事を幼いころの意識で持った傷みに重ね、
フィルターをかけて出来事を見ていたり、判断していたり、
感じていたり、そんなことがよくありますが、
見つけて、気づいて、癒して、書き換える。この繰り返しで心が成長していきます。